買上(読み)かいあげ

精選版 日本国語大辞典 「買上」の意味・読み・例文・類語

かい‐あげかひ‥【買上】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 買い上げること。
    1. [初出の実例]「天朝の御用にて人買上(カヒア)げに出張せりとて」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八)
  3. ( 「おかいあげ」の形で ) 相手自分の物を買ってくれること。売り手の側から、買い手に対する敬意気持をこめた言い方。
    1. [初出の実例]「家老奥平壱岐の処に原書を持参して、御買上(カヒアゲ)を願ふと持込んだ所が」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉一身一家経済の由来)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android