資本図表(読み)しほんずひょう(その他表記)capital graph

日本大百科全書(ニッポニカ) 「資本図表」の意味・わかりやすい解説

資本図表
しほんずひょう

縦軸金額横軸操業度をとり、収益売上高)と使用総資本交点資本回収点として示す図をいう。資本は、固定資本と変動資本の合計を示す。は、価格は一定操業度100%まで固定資本は一定、変動資本は操業に比例する、との前提で作成されている。利益図表とともに財務管理用具として使われ、資本回収点が低いほど好ましいとされる。

[森本三男]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「資本図表」の意味・わかりやすい解説

資本図表
しほんずひょう
capital graph

企業の経営活動に使用されている資本の1回転がいかなる売上高によって可能となるかを示す点を資本回収点という。これは企業の固定資本と変動資本の構成いかんによって影響される。この関係を明らかにするために作成されるのが資本図表あるいは資本回転図表である。資本図表から,売上高に対して固定資本の構成割合が大きいときは資本回収点が高く,したがって資本回転率は低くなり,経営資本の必要額が大きくなることを読みとることができる。

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