賑貸(読み)しんたい

精選版 日本国語大辞典 「賑貸」の意味・読み・例文・類語

しん‐たい【賑貸】

  1. 〘 名詞 〙 貧民救済のために、無利子金銭穀類を貸し与えること。借貸
    1. [初出の実例]「畿内霖雨損苗、遣三レ使賑」(出典:続日本紀‐慶雲四年(707)五月戊午)

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普及版 字通 「賑貸」の読み・字形・画数・意味

【賑貸】しんたい

施し貸す。〔漢書、王伝下〕枯旱霜蝗(さうくわう)、(しき)りに臻(いた)る。百姓困乏し、路に離す。~東方倉を開きて、窮乏を賑貸せしむ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「賑貸」の意味・わかりやすい解説

賑貸
しんたい

借貸」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の賑貸の言及

【借貸】より

…有利の貸付けである出挙(すいこ)に対していう。賑貸(しんたい),仮貸(かたい)とも称し,おもに国家が不作,疫病流行などにさいし救済のために,農民に正税(しようぜい)の一部を貸し付けたり,出挙の利を免じて実質的に借貸とすることもあった。このほかに国司が無利息の官稲を借りうけ,これを有利で農民に貸し付ける国司借貸もあり,国司の私的収入源となっていた。…

※「賑貸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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