賽する(読み)サイスル

デジタル大辞泉 「賽する」の意味・読み・例文・類語

さい・する【×賽する】

[動サ変][文]さい・す[サ変]神仏にお礼参りをする。また、賽銭をあげて、神仏を礼拝する。
宇佐八幡宮に―・して」〈菊池寛恩讐の彼方に

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精選版 日本国語大辞典 「賽する」の意味・読み・例文・類語

さい‐・する【賽】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]さい・す 〘 自動詞 サ行変 〙 福を授かったお礼に神仏にお参りする。参詣する。
    1. [初出の実例]「乃賽熱田而還」(出典日本外史(1827)一三)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]さい・す 〘 他動詞 サ行変 〙 神仏に礼拝して賽銭をあげる。
    1. [初出の実例]「花に賽する者あり。〈略〉餳に餠に団粉に果蓏に賽す」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)初)

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