赤線地帯(読み)あかせんちたい

精選版 日本国語大辞典 「赤線地帯」の意味・読み・例文・類語

あかせん‐ちたい【赤線地帯】

※旅‐昭和三二年(1957)二月号・招待旅行で賑う熱海伊東近藤東〉「熱海でも伊東でも名物の赤線地帯がどうなるかが大分問題であるようだ」

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デジタル大辞泉プラス 「赤線地帯」の解説

赤線地帯

1956年公開の日本映画。監督:溝口健二脚本:成澤昌茂、撮影宮川一夫出演若尾文子三益愛子、町田博子、京マチ子木暮実千代、川上康子、沢村貞子ほか。第11回毎日映画コンクール女優助演賞(沢村貞子)受賞

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世界大百科事典(旧版)内の赤線地帯の言及

【売春】より

…なお,〈からゆき〉と呼ばれた東南アジア方面への出稼売春婦の存在と,第2次大戦中に東洋各地の戦場に軍が従軍慰安婦による売春施設を設置したことは,近代史の一面を示す。戦後,占領軍の指示によって公娼制は廃止されたが,日本政府は直ちに特殊飲食店と名称を変えて存続を図り,それらの営業許可区域を赤線または青線で指定した(これを特飲街,赤線地帯などといった。〈赤線・青線〉の項目参照)。…

【遊郭(遊廓)】より

…その後も廃娼運動を抑えて存続し,ことに軍隊はその存在を肯定させる一原因であった。46年の公娼廃止指令によって表面上は廃止されたが,いわゆる〈赤線地帯〉が旧遊郭をそのまま引きついだ。52年6月の赤線および類似地帯は全国に618ヵ所,業者約1万8000軒であったが,58年4月の〈売春防止法〉の実施によって消滅した(赤線・青線)。…

※「赤線地帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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