20世紀日本人名事典 「近藤東」の解説
近藤 東
コンドウ アズマ
大正・昭和期の詩人
- 生年
- 明治37(1904)年6月24日
- 没年
- 昭和63(1988)年10月23日
- 出生地
- 東京市京橋区南鍛冶町
- 出身地
- 岐阜県岐阜市
- 学歴〔年〕
- 明治大学法学部〔昭和3年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 改造詩賞(第1回)〔昭和4年〕「レエニンの月夜」,文芸汎論詩集賞〔昭和16年〕「万国旗」,横浜文化賞〔昭和48年〕,神奈川文化賞〔昭和56年〕
- 経歴
- 中学時代から北原白秋の影響を受け、明大在学中に「謝肉祭」を創刊。明大卒業後、鉄道省に入り、その一方で詩作をし、昭和4年「レエニンの月夜」が「改造」の懸賞詩に一等入選する。「詩と詩論」で活躍し、7年「抒情詩娘」を刊行。16年刊行の第二詩集「万国旗」で文芸汎論詩集賞を受賞。その間「詩法」を創刊し、また「新領土」にも参加。戦後は国鉄を中心に勤労詩を興し、35年から日本詩人会理事長、会長を務め、48年横浜文化賞を受賞。他の詩集に「紙の薔薇」「えぴつく・とぴつく」「婦人帽子の下の水蜜桃」などがあり、童話「鉄道の旗」「ハイジ物語」などの著書もある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報