赤馬村(読み)あこうまむら

日本歴史地名大系 「赤馬村」の解説

赤馬村
あこうまむら

[現在地名]新見市豊永赤馬とよながあこうま

佐伏さぶし村の北、石灰岩台地の豊永台地に立地。鍾乳洞満奇まき洞・秘坂鐘乳ひめさかかなち(いずれも県指定天然記念物)があり、秘坂鐘乳穴の上方に式内社坂鐘乳穴ひめさかかなちあな神社が鎮座。また当地には神亀四年(七二七)行基開創の伝えをもつ三尾みお寺がある。光久みつひさはしまき紙屋かみや本村ほんむら山滝やまたき湯井ゆい富倉とめくら勘場かんば栩尾とみお西尾にしお三尾坂尻さかじり宮後みやのうしろの集落がある。江戸初期にはかみ村といい、佐伏村と一村であったがのち分立。元禄八年(一六九五)の旧松山領新高帳(羽場文書)に村名がみえ、古高五〇七石余・新高六五二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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