赧然(読み)タンゼン

デジタル大辞泉 「赧然」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぜん【×赧然】

[ト・タル][文][形動タリ]恥じて顔の赤くなるさま。赤面するさま。
「俊三思わず―と苦笑して我に返れば」〈木下尚江良人の自白

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精選版 日本国語大辞典 「赧然」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぜん【赧然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 恥じて赤面するさま。
    1. [初出の実例]「たばかりて竊鉄逃債やうに赧然として面を赤ふして慙愧した様なほどに赧王とは云ぞ」(出典:史記抄(1477)三)
    2. [その他の文献]〔韓詩外伝‐一〇〕

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普及版 字通 「赧然」の読み・字形・画数・意味

【赧然】たんぜん

はじるさま。〔韓詩外伝、十〕楚丘先生、~きて孟嘗君を見る。孟嘗君曰く、先生老いたり。春秋高し。多からん~と。楚丘先生曰く、~我をして~正辭を出だし、侯に當らしめんか、吾(われ)乃ち始めて壯ならんのみと。~孟嘗君赧然として、汗(あせ)出でて踵(かかと)に至る。

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