普及版 字通 「赧」の読み・字形・画数・意味
赧
12画
[字訓] はじる・あからめる
[説文解字]
[字形] 会意
赤+(ぜん)。は〔説文〕八上に「柔皮なり」と訓する字で、人の背後からその恥部に手を加えている形。〔説文〕十下に「面慙(は)ぢて赤きなり」とあり、愧赧・赤面の意。〔説文〕にまた「、天下を赧王に失ふ」とあり、字義を知って赧王と名づけたものか、不審である。
[訓義]
1. はじる。
2. あからめる、かおをあからめる。
3. おそれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕赧 ハヂ・アヤシ・オモテアカム 〔字鏡集〕赧 アカシ・アカム・オモテアカム・オモテノシバラク・オモテル・ハヅ・ハヂ/ アカム・オモネル・オモテノシバラク・ハヅ
[熟語]
赧汗▶・赧顔▶・赧愧▶・赧作▶・赧然▶・赧赧▶・赧怒▶・赧面▶・赧容▶
[下接語]
懐赧・顔赧・愧赧・慚赧・羞赧・竦赧・情赧・嘆赧
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報