超塑性合金(読み)ちょうそせいごうきん(その他表記)superplastic alloy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超塑性合金」の意味・わかりやすい解説

超塑性合金
ちょうそせいごうきん
superplastic alloy

通常の金属 (合金) 材料では,100%も伸ばす (塑性変形する) と破断するが,ある種の処理を施した多結晶の金属材料では,数百%と異常に大きな伸びを与えても破断しない。この異常な伸び変形を超塑性といい,その特性を示す合金が超塑性合金である。結晶を微細化した微細粒超塑性合金と,結晶構造の変化を利用した変態超塑性合金がある。この特性を利用すると比較的簡単な加工法でも複雑な部品が製造できる。亜鉛-アルミニウム合金は微細粒型で,IBM社のタイプライタの球状の集合活字に,超塑性ニッケル基合金は,タービンブレードなどの製造に応用されている。アルミ-マグネシウム-銅合金はネオプラールと呼ばれる超塑性合金である。

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