越美北線(読み)えつみほくせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「越美北線」の意味・わかりやすい解説

越美北線
えつみほくせん

西日本旅客鉄道の線路名称。越前花堂(えちぜんはなんどう)―九頭竜湖(くずりゅうこ)間52.5キロメートル、全線単線、非電化。福井平野から足羽(あすわ)川の河谷大野盆地を経て、九頭竜川上流域に至る線。沿線大野などの都市がある。南福井(現、貨物駅)―勝原(かどはら)間を1960年(昭和35)、勝原―九頭竜湖間を1972年に開業した。1987年日本国有鉄道の分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道に所属。同時に起点駅を越前花堂に変更したが、全列車が北陸本線福井駅に直通する。越美線の福井県側の路線にあたり、岐阜県側の越美南線(現、長良(ながら)川鉄道)とは両白(りょうはく)山地を隔てて相対しているが、工事は行われていない。かつては九頭竜湖駅から長良川鉄道の美濃白鳥(みのしろとり)駅へJRバスが通じていた。

青木栄一・青木 亮]

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デジタル大辞泉プラス 「越美北線」の解説

越美北線

JR西日本が運行する鉄道路線。福井県福井市の越前花堂駅から大野市の九頭竜湖駅を結ぶ。愛称は「九頭竜線」。

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