跣行(読み)センコウ

デジタル大辞泉 「跣行」の意味・読み・例文・類語

せん‐こう〔‐カウ〕【×跣行】

はだしで行くこと。素足で歩くこと。かちはだし。
鸞輿らんよを―の徒渉とせふへて」〈太平記・三九〉

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精選版 日本国語大辞典 「跣行」の意味・読み・例文・類語

せん‐こう‥カウ【跣行】

  1. 〘 名詞 〙 はだしで歩くこと。素足(すあし)で歩いて行くこと。かちはだし。
    1. [初出の実例]「鸞輿(らんよ)を跣行(センカウ)徒渉に易(かへ)て、遙々と此山中迄分入せ給ひたれば」(出典:太平記(14C後)三九)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐説林上〕

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普及版 字通 「跣行」の読み・字形・画数・意味

【跣行】せんこう(かう)

はだしでゆく。降服儀礼。〔戦国策、斉五〕魏王、之れ(天子の位)に處(を)る。是(ここ)に於て齊・楚怒り、侯齊にる。齊人魏を伐ち、其の太子し、其の十の軍を(くつが)へす。魏王大いにれ、跣行して兵を國に按(とど)め、東のかた齊に(やど)る。然る後、天下乃ち之れを舍(ゆる)す。

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