(読み)キョ

デジタル大辞泉 「踞」の意味・読み・例文・類語

きょ【踞】[漢字項目]

[音]キョ(漢) コ(呉) [訓]うずくまる
しゃがむ。うずくまる。「蹲踞そんきょ蟠踞ばんきょ
おごりたかぶる。「踞傲きょごう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「踞」の意味・読み・例文・類語

しり‐うた・ぐ【踞】

〘自ガ下二〙 (「尻打ち上ぐ」の意という)
① 腰をかける。
書紀(720)欽明一五年一二月(寛文版訓)「一本に云く、明王胡床に乗踞(シリウタケテ)、解きて佩刀を谷知に授けて斬らしむ」
中腰になる。しゃがむ。蹲踞(そんきょ)する。
※南海寄帰内法伝平安後期点(1050頃)四「安遠は則ち虎のごとくに江漢の南に踞(シリウタケ)

きょ‐・す【踞】

〘自サ変〙 腰をおろす。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三「裸体にて立ち、或は臥し、或は踞せしめて、其皮肉筋骨真態を摸写す」

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