蹴然(読み)しゅくぜん

精選版 日本国語大辞典 「蹴然」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐ぜん【蹴然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 おそれて安んじないさま。慎むさま。
    1. [初出の実例]「散士、蹴然容を改め、席を起ち、謝して曰く」(出典:佳人之奇遇(1885‐97)〈東海散士〉八)
    2. [その他の文献]〔礼記‐哀公問〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蹴然」の読み・字形・画数・意味

【蹴然】しゆくぜん

形を改める。姿勢をただす。〔孟子、公孫丑上〕或ひと曾西に問うて曰く、吾子(ごし)と、子路と、孰(いづ)れか賢(まさ)れると。曾西蹴然として曰く、吾が先子の畏れしなりと。

字通「蹴」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android