日本歴史地名大系 「車僧堂」の解説 車僧堂くるまそうどう 京都市:右京区太秦市川村車僧堂[現在地名]右京区太秦海正寺町広隆(こうりゆう)寺の南東にある小堂。この地にあった海生(かいしよう)寺の住持深山の像という室町初期の木像と、牌面に「当寺開山深山和尚大禅師」、裏面に「建武元年甲戌五月五日」と記す木牌を安置する。海生寺は開基年月不詳であるが、「雍州府志」は、<資料は省略されています>と記す。「山城名勝志」(正徳元年刊)も深山について同様のことを伝え、「在広隆寺南市河村、有本尊并開基深山和尚像、世謂車像寺」と記し、車僧堂の名が深山の行状にちなんだ名であることを伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報