軋軋(読み)あつあつ

精選版 日本国語大辞典 「軋軋」の意味・読み・例文・類語

あつ‐あつ【軋軋】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 車や艪(ろ)などがきしる音。
    1. [初出の実例]「箯輿軋軋過塘辺、半抱詩情半打眠」(出典:搏桑名賢詩集(1704)首・北行途中〈一乗院法親王真敬〉)
    2. 「軋軋(アツアツ)として艀(はしけ)来りぬ」(出典:帰省(1890)〈宮崎湖処子〉二)
    3. [その他の文献]〔温庭筠‐蓮浦謡〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「軋軋」の読み・字形・画数・意味

【軋軋】あつあつ

車のきしる音。ものの群生するようす。唐・許渾旅懐〕詩 征車何ぞ軋軋たる 南北して天涯に極(いた)る

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