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軟産道強靱 なんさんどうきょうじん Soft Birth Canal Dystocia

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家庭医学館の解説

なんさんどうきょうじん【軟産道強靱 Soft Birth Canal Dystocia】

[どんな病気か]
 子宮の下部(子宮峡部(きょうぶ))、子宮頸管(けいかん)(子宮の出口)、腟(ちつ)、会陰(えいん)からなる胎児の通過路を軟産道といいます。
 陣痛が始まったら、軟産道もやわらかくなり、お産が順調に進むのが望ましい状態です。
 しかし、初産婦(しょさんぷ)、とくに年齢の高い初産婦の場合、軟産道がかたくて広がりにくく、分娩(ぶんべん)がなかなか進行しないことがあります。このような状態を、軟産道強靱といいます。
[治療]
 腟や会陰部のみがかたい場合には、会陰切開(えいんせっかい)を行なっただけでお産できることが多いものですが、子宮口(しきゅうこう)を切開する処置が必要となることもあります。
 また、分娩が長びいて胎児(たいじ)の具合が悪くなったり、妊婦が極度に疲労した場合には、吸引(きゅういん)分娩や鉗子(かんし)分娩、ときには、帝王切開(ていおうせっかい)(「特殊な分娩」の帝王切開術)が行なわれることもあります。

出典|小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

世界大百科事典内の軟産道強靱の言及

【異常分娩】より

…陣痛開始後で,子宮口が全部開く前に破水するものを早期破水というが,今日ではほとんど心配ないとされている。
[軟産道強靱rigidity of soft birth canal]
 子宮口や膣などの胎児が通過する部位が硬くて,陣痛があっても容易に開かない場合をいう。35歳以上で初めてお産するものを高年初産婦とよぶが,この軟産道強靱の頻度が高い。…

【出産】より

…子宮頸管を中心とする軟産道は妊娠中の生化学的物理的変化により軟化し,分娩時に容易に開大する。しかし高年初産婦など,頸管が軟化せず分娩第1期が遷延する場合を軟産道強靱という。軟化の促進にはプロスタグランジン,エストリオールが用いられる。…

※「軟産道強靱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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