軽部烏頭子(読み)カルベ ウトウシ

20世紀日本人名事典 「軽部烏頭子」の解説

軽部 烏頭子
カルベ ウトウシ

昭和期の俳人,医師



生年
明治24(1891)年3月7日

没年
昭和38(1963)年9月20日

出生地
茨城県筑波郡久賀村浜田

本名
軽部 久喜

学歴〔年〕
東京帝大医学部卒

経歴
朝鮮慶尚北道金泉病院長などを経て、土浦市内科医を開業する。俳句は「ホトトギス」に投句していたが、昭和6年「馬酔木」に移り、10年「〓子の花」を刊行。他の句集に「灯虫」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「軽部烏頭子」の解説

軽部烏頭子 かるべ-うとうし

1891-1963 昭和時代の俳人。
明治24年3月7日生まれ。「ホトトギス」に投句をつづけ,昭和6年水原秋桜子(しゅうおうし)が「馬酔木(あしび)」を創刊するとき筆頭同人となった。茨城県土浦市の内科医。昭和38年9月20日死去。72歳。茨城県出身。東京帝大卒。本名は久喜(くき)。句集に「灯虫(ひむし)」など。
格言など】初雁のまぎれなかりし夜の雨(土浦の句碑)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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