輝広(読み)てるひろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「輝広」の解説

輝広 てるひろ

?-? 織豊-江戸時代前期の刀工
慶長(1596-1615)ごろの人。福島正則につかえ,正則移封(いほう)にしたがい尾張(おわり)から安芸(あき)広島にうつる。福島家断絶後は浅野家につかえた。肥後守(ひごのかみ)藤原輝広と称したが,安芸には輝広を名のる刀工が十数名いたといわれる。美濃(みの)(岐阜県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の輝広の言及

【刀鍛冶】より

…しかし,桃山時代になると刀工の分布状態は一変し,新たに発展した城下町や商業都市に刀工は集まり,藩の抱え鍛冶として禄を与えられた刀工も現れた。将軍家の下坂康継,仙台伊達家の国包(くにかね),加賀前田家の兼若,安芸浅野家の輝広,肥前鍋島家の忠吉はその代表的な刀工であり,幕末まで代々その名跡と技術を継承している。1876年の廃刀令により刀鍛冶の歴史は閉じるが,その間,刀工の数は2万4000に達するという。…

※「輝広」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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