輸入住宅(読み)ゆにゅうじゅうたく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸入住宅」の意味・わかりやすい解説

輸入住宅
ゆにゅうじゅうたく

住宅の部材を外国から輸入し,外国仕様で建設,販売されている住宅。円高で国内製のものより価格が安いことから注目されている。天然木材を使い,天井が高く,二重窓がある欧米式の住宅で,断熱性や遮音性に優れている。しかし,部材の規格の違いから輸入品をそのまま使えないため,工期がかかったり,割高になったりするケースがある。また家の大きさと土地のバランスや,和室有無浴室のつくりなど生活様式の違いからも普及には時間がかかるという見方もある。また,家全体でなく木製サッシなど部材単位の輸入は価格面でのメリットがあれば,大手メーカーなどを中心に活発になりそうだ。

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リフォーム用語集 「輸入住宅」の解説

輸入住宅

海外の設計思想に基づいて、海外の工法で輸入部材をたくさん使って建てられた家の事を指す場合が多い。部材の輸入先はカナダアメリカなどの北米が最も多く、スウェーデンフィンランドなどの北欧が次に続く。工法は、2×4工法や2×6工法、木質パネル工法など、面で構造を支える工法を採用している事が多い。

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