デジタル大辞泉 「轢」の意味・読み・例文・類語 れき【轢】[漢字項目] [音]レキ(漢) [訓]ひく1 車が踏み通る。ひく。「轢殺・轢死・轢断」2 車輪がすれ合う。「軋轢あつれき」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「轢」の読み・字形・画数・意味 轢22画 [字音] レキ[字訓] ひく・ふむ・ふみにじる[説文解字] [字形] 形声声符は樂(楽)(らく)。〔説文〕十四上に「車の踐(ふ)むなり」とあって、車でひき通る、陵轢の意。(はつ)字条に「牲を轢(ひ)いて行く」とあり、軍を発するとき、犬牲を轢いて車を清めてから出発した。[訓義]1. ひく、車でひく。2. ふむ、ふみにじる、ふみくだく。3. ないがしろにする、しのぐ、おかす。[古辞書の訓]〔名義抄〕轢 ニジル・モム・フム・スム 〔立〕轢 ヲク・チギル・モム・クビル[語系]轢・礫lyekは同声、擽lykは声義が近い。轢はふみつぶすときの擬声語。轢かれて細かく砕けた石を礫、つぶてとして投げることを擽(りやく)という。・鹿の声の字と通用することがある。[熟語]轢脚▶・轢古▶・轢殺▶・轢蹙▶・轢籍▶[下接語]軋轢・刻轢・車轢・蹂轢・卓轢・凌轢・陵轢・轢 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報