近代の恋愛観(読み)キンダイノレンアイカン

デジタル大辞泉 「近代の恋愛観」の意味・読み・例文・類語

きんだいのれんあいかん【近代の恋愛観】

厨川白村著作。大正10年(1921)、朝日新聞に連載されたエッセー恋愛論ブームを巻き起こした。大正11年(1922)刊。

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精選版 日本国語大辞典 「近代の恋愛観」の意味・読み・例文・類語

きんだいのれんあいかん‥のレンアイクヮン【近代の恋愛観】

  1. 評論一巻。厨川白村著。大正一一年(一九二二)刊。封建道徳を鋭く批判し、人間解放の立場から恋愛の自由と至上を説いたもの。

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世界大百科事典(旧版)内の近代の恋愛観の言及

【ブラウニング】より

…詩人のいまひとつの特質といえよう。大正時代の青年層に広く歓迎された厨川(くりやがわ)白村《近代の恋愛観》(1922)もこの影響である。妻の死後,イギリスに帰り《劇的人物》(1864),《指輪と本》(1868‐69)を出して最高の詩的円熟を示した。…

※「近代の恋愛観」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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