近喜代一(読み)ちか きよいち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「近喜代一」の解説

近喜代一 ちか-きよいち

1917-1973 昭和時代後期の社会運動家。
大正6年6月10日生まれ。農漁業に従事。新潟県阿賀野川流域の住民の間に発生した水俣(みなまた)病にかかり,昭和40年新潟水俣病被災者の会を結成し,会長となる。42年以降昭和電工と裁判でたたかい,46年の勝訴後も補償交渉の先頭にたったが,補償協定締結直前の昭和48年5月23日に死去。55歳。新潟県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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