近江屋長兵衛(読み)おうみや ちょうべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「近江屋長兵衛」の解説

近江屋長兵衛(初代) おうみや-ちょうべえ

1750-1821 江戸時代中期-後期商人
寛延3年生まれ。叔父の綿商河内屋武兵衛の養子となる。大坂道修(どしょう)町の薬種仲買商近江屋喜助につかえ,天明元年堺(さかい)筋に店をもつ。和薬漢薬・西洋薬を手がけ,地方取引をひろげ,武田薬品工業の祖となる。文政4年死去。72歳。大和(奈良県)出身本姓竹田

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の近江屋長兵衛の言及

【のれん分け(暖簾分け)】より

…商家などで奉公人に別家を許すこと。17世紀以降,商人や職人の家屋の軒先に屋号,商品,商標などをデザイン化した暖簾を出すのが一般的になった。商人や職人が暖簾を重視するようになったのは,家業という特定の営業権や技術をもつ経営が成立していったことによる。家業として認められた営業を持続するために,主人と奉公人たちは擬制的家族関係の意識をもって経営を維持するようになり,また拡大するさいは暖簾分けという営業権の分与がなされていった。…

※「近江屋長兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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