最新 地学事典 「近畿三角帯」の解説
きんきさんかくたい
近畿三角帯
Kinki triangle
敦賀湾付近を頂点とし,濃尾平野西縁から伊勢湾に至る線と琵琶湖から淡路島に至る線,および中央構造線に囲まれた三角形の地帯。南北に近い走向の幅の狭い山地とその間に位置する盆地(平野)列が特徴的で,山地と盆地(平野)の境界の多くは逆断層に限られる。断層運動で分断された低地は,大阪層群や古琵琶湖層群などの鮮新−更新統に埋積されている。近畿三角帯には活断層が高密度に分布し,特に北西縁や北東縁をなす断層群は大きな変位速度を示す。参考文献:K.Huzita(1962) J. Geosci. Osaka City Univ., Vol. 6:103
執筆者:堤 浩之
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

