近衛基実(読み)このえ もとざね

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

近衛基実 このえ-もとざね

1143-1166 平安時代後期の公卿(くぎょう)。
康治(こうじ)2年生まれ。藤原忠通(ただみち)の子。母は源国信(くにざね)の娘。藤原北家(ほっけ)の嫡流,近衛家初代。父忠通と後白河天皇の後ろ盾により異例の速さで出世し,保元(ほうげん)3年(1158)16歳で関白,氏長者となる。左大臣をへて,永万元年摂政となるが,2年7月26日死去。24歳。贈正一位太政大臣。号は六条,中殿(なかどの)など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典内の近衛基実の言及

【近衛家】より

藤原氏北家の嫡流,五摂家の一つ。家号は始祖基実の殿第に由来するが,また近衛大路に面する宮門号にちなんで陽明ともいう。平安時代初期,藤原良房が人臣で初めて摂政となって以来,摂政・関白は藤原氏北家の嫡流に伝えられ,ついでその曾孫師輔の九条流に,さらに師輔の孫道長の御堂流に定着し,藤原氏長者も摂関の兼摂するところとなった。こうして平安時代末期の1158年(保元3)には,道長の6世の孫基実が父忠通の譲りにより16歳の若さで関白,氏長者となり,ついで摂政に任ぜられたが,基実が24歳で急死したため,弟の基房が摂政となり,さらに関白に任ぜられた。…

※「近衛基実」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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