迷乱(読み)メイラン

デジタル大辞泉 「迷乱」の意味・読み・例文・類語

めい‐らん【迷乱】

心が迷い乱れること。
「―を引き起こさないものはあるまい」〈漱石それから

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精選版 日本国語大辞典 「迷乱」の意味・読み・例文・類語

めい‐らん【迷乱】

  1. 〘 名詞 〙 心が迷い乱れること。理性道理整合性などが失われて混乱すること。惑乱
    1. [初出の実例]「毒虵の毒の沫(あは)を吐地を、人是をふみて、心迷乱(めいラン)する時」(出典雑談集(1305)一〇)
    2. 「勾当局〈号宮内卿〉召御前賜盃、源宰相、三位、重有、長資等朝臣各迷乱」(出典:看聞御記‐応永二三年(1416)二月一八日)
    3. [その他の文献]〔詩経‐大雅・抑〕

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普及版 字通 「迷乱」の読み・字形・画数・意味

【迷乱】めいらん

迷い乱れる。〔書、無逸〕殷王受(紂)の、亂して酒(よ)へるが(ごと)くすること無(なか)れ。

字通「迷」の項目を見る

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