惑乱(読み)ワクラン

デジタル大辞泉 「惑乱」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「惑乱」の意味・読み・例文・類語

わく‐らん【惑乱】

  1. 〘 名詞 〙 心がまどい乱れること。また、人の心をまどわし乱すこと。
    1. [初出の実例]「むかしすてられし群徒の人天を惑乱するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏性)
    2. [その他の文献]〔史記‐始皇本紀〕
    3. 「若し彼が頭脳は少しく惑乱(ワクラン)せしにあらずや」(出典:狐の裁判(1884)〈井上勤訳〉一一)

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普及版 字通 「惑乱」の読み・字形・画数・意味

【惑乱】わくらん

まどい乱れる。〔史記、秦始皇紀〕(李斯の上言)今生、今を師とせずして古を學び、以て當世を非(そし)り、黔首(けんしゆ)(人民)を惑亂す。~古を以て今を非るは、族(滅)せん。

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