追込み網(読み)おいこみあみ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「追込み網」の意味・わかりやすい解説

追込み網
おいこみあみ

網漁具のうち、巻網類の一種で、魚群を威嚇して水中に施設した網(袋網)の中に追い込み、漁獲する漁具。沿岸の岩礁地帯で、引網や敷網のできない所で行われ、沖縄の糸満(いとまん)地方の漁業が有名である。漁具は袖網(そであみ)と袋網からなり、沖縄の場合は漁船8艘(そう)を使用し、1艘の船に4、5人が乗り込み、水深10~40メートルの沿岸で操業される。魚群を威嚇する方法は、竹竿(たけざお)などで水面や船底をたたく、石を投げ込む、竹筒鉄管を水中に入れて上端を槌(つち)でたたく、縄に羽毛、木片、アルミ箔(はく)、金属環などをつけたもので水中を引き回すなどのほか、漁夫が水中を泳いで魚群を追い込むことも行われる。漁獲の対象魚は、アジ類、イワシ類、トビウオボライナダ(ブリの幼魚)、メバルクロダイムツなどである。

[吉原喜好]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む