逐客(読み)ちっかく

精選版 日本国語大辞典 「逐客」の意味・読み・例文・類語

ちっ‐かく チク‥【逐客】

〘名〙 追いやられて地方にある者。また、客分として仕える者を追いはらうこと。
※蕉堅藁(1403)移蘭「寂寞楚江無逐客、孤芳移在野僧家
即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉神曲吾友なる貴公子「逐客となりてアルピイ山を踰(こ)えし旅の憂さ」 〔李斯‐上書秦始皇〕

ちく‐かく【逐客】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「逐客」の読み・字形・画数・意味

【逐客】ちくきやく・ちくかく

他国からの遊説者を追放する。〔史記、李斯伝〕臣聞く、客を議すと。竊(ひそ)かに以爲(おも)へらく、(あやま)てりと。

字通「逐」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android