通商協定の経済効果

共同通信ニュース用語解説 「通商協定の経済効果」の解説

通商協定の経済効果

輸入品に課す関税撤廃・引き下げなどを定める経済連携協定(EPA)を結ぶと、商品やサービスが値下がりする。その結果、個人消費や輸出が増えて企業の収益向上や設備投資雇用拡大に波及する。海外企業との競争で国内企業の生産性が上がる要素もあるとされる。半面、輸入増加は国内総生産(GDP)統計でマイナスに働く。農業などの国内産業が輸入品の打撃を受け、収益性の高い作物や製品に転換できなければ、経済の押し下げ要因になる。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android