通宝(読み)ツウホウ

デジタル大辞泉 「通宝」の意味・読み・例文・類語

つう‐ほう【通宝】

世間に通用する宝の意》広く一般に流通する貨幣。貨幣の表面に「寛永通宝」のように鋳込んだ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「通宝」の意味・読み・例文・類語

つう‐ほう【通宝】

  1. 〘 名詞 〙 広く世間に通用する銭貨。通貨。貨幣。「永楽通宝」「寛永通宝」などと呼び貨幣面に鋳付けたりした。
    1. [初出の実例]「打とけて耳へさふじゃと通宝の穴おもしろやさし向ふ中」(出典:狂歌・狂歌餠月夜(1740))
    2. 「獣皮玉石珠貝の類を以て通宝となし」(出典:会社弁(1871)〈福地桜痴〉緒言)
    3. [その他の文献]〔金史‐食貨志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「通宝」の解説

つうほう【通宝】

和歌山日本酒蔵元の「通宝酒造」は大正3年(1914)創業。所在地は海南市野上中。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android