精選版 日本国語大辞典 「通番頭」の意味・読み・例文・類語 かよい‐ばんとうかよひ‥【通番頭】 〘 名詞 〙① 江戸時代、商家などの職制の一つ。自宅に住み、通勤でその店に勤めることを許された古参の番頭。その期間を終えると、「別家(べっけ)」を立てられた。[初出の実例]「年古く随身せる通(カヨ)ひ番頭(バントウ)の実兵衛」(出典:人情本・恩愛二葉草(1834)二)② 一般に、自宅から通勤する番頭。[初出の実例]「其の時には殆ど解雇されさうになったが、漸く通ひ番頭と言ふ事になって」(出典:夢の女(1903)〈永井荷風〉七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例