通習(読み)つうしゅう

精選版 日本国語大辞典 「通習」の意味・読み・例文・類語

つう‐しゅう ‥シフ【通習】

〘名〙
① 世間一般で行なわれている習慣。つねのならわし。〔文明本節用集(室町中)〕
万国公法(1868)〈西周訳〉二「人民の通習同俗に本つき定る経界
② (━する) すべてにわたって習うこと。ものごとの真理をよくわきまえること。
洒落本跖婦人伝(1753)序「為(ひととなり)瓢軽にして普(あまね)く此道に通習(ツウシウ)せり」 〔漢書‐哀帝紀〕

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普及版 字通 「通習」の読み・字形・画数・意味

【通習】つうしゆう(しふ)

習熟する。宋・轍〔枢密韓太尉()に上(たてまつ)る書〕轍、年少(わか)くして、未だ事にすること能はず。(さき)の來(きた)るは、斗升の祿を取るるに非ざるなり。

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