デジタル大辞泉
「通」の意味・読み・例文・類語
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とおりとほり【通】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 動詞「とおる(通)」の連用形の名詞化 )
- ① 道などに沿って過ぎて行くこと。通行すること。
- [初出の実例]「昔はこの道なくして、あれに見えたるひと叢(むら)の、森のこなたの川岸を、お通りありし街道なり」(出典:謡曲・遊行柳(1516頃))
- ② 道などを、人々が行ったり来たりすること。往来。ゆきき。人通り。
- [初出の実例]「鶏があがるとやがて暮の月〈芭蕉〉 通りのなさに見世たつる秋〈支考〉」(出典:俳諧・続猿蓑(1698)上)
- 「通行(トホリ)少き青森街道を」(出典:鳥影(1908)〈石川啄木〉二)
- ③ 人や車などの通行する道。
- [初出の実例]「とほりに立ちて、まねきさわぎしがをかしけれど」(出典:たまきはる(1219))
- 「一生懸命、通街(トホリ)の方へと、迯(にげ)ぬけつつ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二)
- ④ 通り雨のこと。
- [初出の実例]「先刻の通りで、釜の底が湿ったのじゃ」(出典:歌舞伎・幼稚子敵討(1753)四つ目)
- ⑤ 一方の口から他方の口まで通じるぐあい。
- [初出の実例]「コノ キセルワ tōriga(トウリガ)ヨイ」(出典:和英語林集成(初版)(1867))
- ⑥ 鼻や背などの、まっすぐについている筋。
- [初出の実例]「昔の梁鴻が妻(め)の孟光は夫をたっとんで膳を高うあげて眉のとをりえあげて以てはいぜんしてつかわれたぞ」(出典:玉塵抄(1563)一八)
- 「とをりとは鼻すじの事、身のしねへとは風俗の事」(出典:洒落本・仕懸文庫(1791)三)
- ⑦ 広く世間に認められて通用すること。
- [初出の実例]「ハジメノ ナガ tōriga(トウリガ)ヨイ」(出典:和英語林集成(初版)(1867))
- ⑧ 人の事情や気持などを理解するぐあい。のみこみ。
- [初出の実例]「御亭主も、かみさんも通りがいいと聞いたが」(出典:歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)序幕)
- ⑨ 世の評判。また、人々の信用。
- [初出の実例]「上役にも可愛がられれば、下へも通(トホ)りが好く」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下)
- ⑩ 理屈がましい文句。→通りを食う。
- [初出の実例]「こんたは何か、銭を遣らねえから、悪態交りに通りを云ふのか」(出典:歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)序幕)
- ⑪ 貴人が直接ついでくださる酒。
- [初出の実例]「一段とでかいた、ぜんぜんはくだされねどもおとほりをくださるる」(出典:虎明本狂言・餠酒(室町末‐近世初))
- ⑫ それと同じ状態であること。そっくりそのままであること。
- [初出の実例]「さきのとほりに、北野にものすれば」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)
- [ 2 ] 〘 接尾語 〙
- ① 組になっているものを数えるのに用いる。
- [初出の実例]「槍十二筋、三つ道具二た通り」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)
- ② 種類や回数を数えるのに用いる。
- [初出の実例]「嫌ひにも二様(トホリ)あるよ」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)
- ③ ⇒どおり(通)[ 二 ]
かよいかよひ【通】
- ( 動詞「かよう(通)」の連用形の名詞化 )
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① ある目的で特定の場所に、行き来すること。
- [初出の実例]「かしこへ渡り給はむ、二所かよひせんほどに」(出典:落窪物語(10C後)四)
- 「惣助が通(カヨ)ひの遠ざかる仕様を案じてゐる折から」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)一)
- ② 手紙、言葉などのやりとり。
- [初出の実例]「言(こと)のかよひは時時言ひ通はす人の車ぞ来て」(出典:平中物語(965頃)一三)
- ③ 自分の家から職場に毎日行き来すること。通勤。
- [初出の実例]「かよひの男を走らせければ」(出典:談義本・華鳥百談(1748)四)
- ④ 出入りをする箇所。通路や出入り口。
- [初出の実例]「いそぐらん夏のかよひに関すゑて暮れ行く春をとどめてしがな」(出典:類従本重之集(1004頃))
- ⑤ ものが通行すること。また、血や空気などがとまらずに流れ通ること。
- [初出の実例]「空気の通(カヨ)ひのわるい建方などは、家相のわるいといふもの」(出典:文明開化(1873‐74)〈加藤祐一〉初)
- ⑥ 互いに似ること。似かようこと。
- [初出の実例]「この姫君の御ありさまの、かよひめでたきを見ても」(出典:浜松中納言物語(11C中)四)
- ⑦ 飲食物を給仕すること。また、それをする人。
- [初出の実例]「ありつるやどに、かよひしつる郎等なり」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)九)
- 「夕にお茶湯のかよひをつかふまつり」(出典:浮世草子・武道伝来記(1687)一)
- ⑧ 茶道で、茶事の給仕役。菓子や料理などを勝手から運び出したり、亭主の手助けをする役。お通い。
- ⑨ 商店の買い物や仕上げ物の代金を、現金ではなく、帳面につけて、月末などにまとめて支払うやり方。また、その帳面。通い帳。
- [初出の実例]「久久かよひのさん用もいたされひで」(出典:虎明本狂言・千鳥(室町末‐近世初))
- 「から口なを通(カヨ)ひにて取よせ」(出典:浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)三)
- [ 2 ] 〘 造語要素 〙 名詞に付けて、その特定の場所にいつも行き来する意を表わす。普通「がよい」と濁る。
- [初出の実例]「其里がよひをしばらく止(や)まるるやうに」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)一)
とおしとほし【通】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 動詞「とおす(通)」の連用形の名詞化 )
- ① 途中で人馬、車などの乗りかえ・乗り継ぎ、または、宿泊などをしないで、目的の地へ急行すること。
- [初出の実例]「お銭(あし)三筋買ひたい物買やや。殊にそちは通しぢゃげな」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)道中双六)
- ② 料理屋などで、客の注文した料理のできるまでに出す、簡単な食べ物。おとおし。
- ③ ある期間ずっとそうであること。始めから終わりまで。
- [初出の実例]「その下宿屋といふのは〈略〉お客さまが通し十人位ゐござりまして」(出典:細君(1889)〈坪内逍遙〉一)
- ④ 芸娼妓を呼んで、約束の時間が切れたあと、さらに延長して遊興すること。
- [初出の実例]「どうといって、とをしになったものどうなるもんだ」(出典:洒落本・客衆一華表(1789‐1801頃)丹波屋之套)
- ⑤ =とおしばな(通花)
- [初出の実例]「十人の抱へがあるとすれば、通しは大抵其の三分の一の割だが」(出典:縮図(1941)〈徳田秋声〉裏木戸)
- ⑥ 途中で継いだり切れたりしていないで一続きであるもの。
- [初出の実例]「檜の匂の籠ってゐる床の間は、下は二間の赤松の通し」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)
- ⑦ 「とおしきょうげん(通狂言)」の略。
- [初出の実例]「朝顔日記だって、通しで見るのは始めてのせゐか」(出典:蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉一一)
- ⑧ 「とおしうら(通裏)」の略。
- [初出の実例]「本当の銘仙で裏も通しの縹色絹(はないろぎぬ)」(出典:歌舞伎・勧善懲悪孝子誉(1877)二幕)
- [ 2 ] 〘 副詞 〙 いつも。しじゅう。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
- [初出の実例]「躰は躰で、通し最(も)う厭な気持ですし」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)
つう【通】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① とどこおりがないこと。〔易経‐繋辞上〕
- ② 神通。通力。神通力。
- [初出の実例]「聖人『我通をかさむ』といへば、悦て、神通をかりて」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)三月二四日)
- ③ ( 形動 ) ある物事によく精通すること。また、その人やそのさま。「芝居通」「消息通」など、他の語と複合して用いることも多い。
- [初出の実例]「聞レ表達レ裏謂二之通一」(出典:勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章)
- 「読本(よみほん)にかけちゃ一かどの通のつもりでございます」(出典:戯作三昧(1917)〈芥川龍之介〉二)
- ④ ( 形動 ) 人情にさとく、花柳社会などの事情に明るいこと。人情にゆきわたってさばけていること。また、やぼでないこと。また、その人やそのさま。
- [初出の実例]「精鑑二人情一。通又通」(出典:談義本・艷道通鑑(1715)序)
- 「通(ツウ)だの通り者だのといはれて」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)
- [ 2 ] 〘 接尾語 〙 手紙・証文・届書などを数えるのに用いる。
- [初出の実例]「但造二損益帳一通一留レ寮」(出典:延喜式(927)二六)
- 「能筆に手間賃にて書せけるに、一通(ツウ)一文づつにて」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)一)
通の補助注記
[ 一 ]④は中華趣味のはやった宝暦・明和(一七五一‐七二)の頃「通り者」を中国風に「通者」と書き、「ツウシャ」と音読して「者」を略すことによって生じたと考えられている。
どおりどほり【通】
- [ 1 ] 〘 造語要素 〙
- ① 街路の名前として、固有名に添えて用いる。
- [初出の実例]「山城〈略〉京南北堅小路〈略〉醒井通」(出典:和漢三才図会(1712)七二本)
- 「日和下駄で、銀座街頭(ドホリ)を走るやうな」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇)
- ② それと同じ状態、それに従ってそのままであることを表わす。
- [初出の実例]「オヤオヤお規則どほり」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三)
- [ 2 ] 〘 接尾語 〙 割合を表わす語に付いて、だいたいそのくらいという意を添える。
- [初出の実例]「黒雲が最早高鞍山を七分通り呑むで居る」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一)
つう‐じ【通】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「つうずる(通)」の連用形の名詞化 )
- ① 人・物体などが、ある場所を通ること。または、かようこと。とおり。かよい。
- ② 他人の意思・内心・考えなどを了解すること。わかり。さとり。おつうじ。
- ③ 大小便を排泄(はいせつ)すること。特に、大便の排泄。おつうじ。便通。
- [初出の実例]「与風他へ出しに、通じを催しけるにまかせ用場へむかひしに」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)八)
どおしどほし【通】
- 〘 造語要素 〙 動詞の連用形に付いて、その動作をずっと続けてする意味を表わす。「しどおし」「食いどおし」「負けどおし」など。
- [初出の実例]「日々新にの吟味がないと通力は失ひ通しぢゃ」(出典:松翁道話(1814‐46)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
通 (つう)
江戸中期から後期にかけて定着した美的理念をいう語。世態に通達した知識を持ち,物事を処するに滞りがなく,人情を解してさばけた心およびそうした心の持ち主をさしていう。普通はその知的要素に重点がおかれるが,多くは遊里における遊興理念として用いられ,精神的要素に重点がおかれている。文芸の世界では,特に洒落本の中で〈通〉とは何かという〈通〉論議がしばしば行われた。そのため一時は洒落本は〈通〉の教科書であるという理解も生じていた。〈通〉は元来〈通り者〉と呼ばれていたものが音読されて〈通者〉となり,さらに下略されて生じた語だと思われる。それが定着するのは安永(1772-81)末から天明期(1781-89)に入ってのことであろう。〈通り者〉には〈気の通った人〉(粋人)の意と〈顔(名前)の通った人〉(顔役)という二義があり,宝暦(1751-64)ころは後者の意味が強かった。そこから〈大通(だいつう)〉の語も生じ,明和・安永と盛んに〈大通〉賛美が行われたのち,反省期を迎え,天明期に入って〈大通〉のイメージの中にあった豪気さ,放胆さが消え,多分に常識的,小市民的な〈通〉の理念が生じた。一方で,己ひとり通人なりと誇らしげな人物を指す〈半可通(はんかつう)〉(野暮(やぼ))という語も生まれる。洒落本はもっぱらこの〈半可通〉をうがちの対象として登場させ,滑稽を摘出することに成功している。
→粋(すい)
執筆者:中野 三敏
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
通(つう)
つう
江戸後期、ほぼ宝暦(ほうれき)(1751~64)から寛政(かんせい)(1789~1801)にかけての、江戸人の美的生活意識。上方(かみがた)の「粋(すい)」に通ずる語で、一般的には人情の機微に通ずるの意味であるが、時代に限定されて、江戸では主として遊里に集中して、客が遊女との愛情の応酬に際して、渋滞なく行動できることをいい、さらに転じて、遊里における社交上の教養・風俗のすべてに通ずる意をさす。それは宝暦ごろから、札差(ふださし)を中心とするいわゆる十八大通(だいつう)によってリードされ、遊里に遊んだ武士・町人に受け継がれて、江戸の遊里小説洒落(しゃれ)本を支える理念となっており、安永(あんえい)(1772~81)期には通のなんたるかをいう通談義の洒落本が続出しているが、これからもわかるように、「粋」が創造的・人間的であるのに対し、「通」は著しく観念的・規範的である。
[神保五彌]
『神保五彌著『近世町人の美意識――粋と通をめぐって』(『講座日本文学の争点4』所収・1966・明治書院)』▽『中野三敏著『戯作研究』(1981・中央公論社)』▽『『通と文学』(『中村幸彦著述集5』所収・1982・中央公論社)』
通(山口県)
かよい
山口県北西部、長門(ながと)市の青海(おうみ)島東端にある漁村。近世には通浦といい、瀬戸崎(せとざき)浦(仙崎(せんざき))とともに、鯨(くじら)組の基地として栄えた。向岸寺(こうがんじ)には「鯨鯢群類過去帳」が現存し、1692年(元禄5)建立の鯨墓は国指定史跡。墓近くに、くじら資料館がつくられている。網元の屋敷である早川家住宅は国指定重要文化財。
[三浦 肇]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
通
つう
江戸時代中期から始った日本特有の美意識の一つ。江戸時代前期に上方で形成された遊興の意識「粋 (すい) 」と類似するもので,特に江戸庶民の間で形成された。「通」である人をも「通」というが,また「通人」「大通」などとも称した。本来,人情の機微に通じる意であるが,ことに遊里の遊びに用いられ,遊び方の万般に通じていることをいう。外面的には服装が洗練され,流行に敏感であり,書画,骨董,俳諧,茶の湯,古典などのあらゆる教養に通じることを要求された。一般的に「大通」が用いられるようになったのは,「通」を描く洒落本の形成と同時期,明和の末 (1770) 頃からで,安永6 (77) 年頃から大いに流行した。この言葉から,ある事柄をよく知っている人を「何々通」というようになった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
通
つう
江戸時代,江戸を中心に行われた美的理念・生活態度を表す語。主として遊里で発生・展開した理念で,遊興の場の諸事情に明るく,人情の機微にさといこと,またその人。上方における粋(すい)と近似の関係にある。野暮の対語。前半期の戯作文芸のほとんどに通底する。本義から派生し,「芝居通」のように,ある特定の分野に通暁する意にも用いられた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
世界大百科事典(旧版)内の通の言及
【いき】より
…“[粋](すい)”や“[通]”と同じく,江戸時代における一種の美的生活理念。ただし“粋”“通”が地域的・時代的限定を伴うのに対して,“いき”は江戸時代を通じて用いられ,現代にも通用している。…
【粋】より
…仮名草子では〈水〉の字を多く当てる。従来,〈[通](つう)〉や〈[いき]〉とは似て非なる別個の美意識として説かれることが多かったが,時代的に区分された意識としては,〈粋〉→〈通〉→〈いき〉のように,まったく同一線上に並ぶ意識として考えることもできる。また三者がほとんど区別されることなく重ねて用いられた例もあるところから,これらは互いに通い合う性質・内容を色濃くもつと考えるべきであろう。…
【遊郭(遊廓)】より
…例えば,伊勢参詣人を対象に古い歴史をもつ伊勢の古市(ふるいち)は茶屋町として,東海道の品川宿は形式上は飯盛旅籠(めしもりはたご)屋([飯盛女])として営業を認められていたものである。 各地によって多様な構図をもつ遊郭の基本的な設計は,上記のように周囲を溝や塀で囲み,大門(おおもん)(出入口)のみによる通行とした(裏門はあっても非常用である)。市中から大門に至る道には,遊郭行きをためらう思案橋(しあんばし),遊郭に近づいて身づくろいする衣紋坂(えもんざか)などが配置され(橋や坂は地形によって変わる),大門のそばには柳の木が植えてあることが多い。…
【遊子方言】より
…作者は大坂下りの書肆丹波屋利兵衛といわれる。通人とうぬぼれている半可通の男が,うぶな商家のむすこをつれて吉原遊郭に遊び,途中の船宿や船中,茶屋などでさかんに通人ぶりを示そうとするが,しだいに化けの皮をあらわし,遊女屋でも女郎に冷遇される。一方むすこは大いにもてるという筋。…
※「通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」