デジタル大辞泉 「造血細胞」の意味・読み・例文・類語 ぞうけつ‐さいぼう〔ザウケツサイバウ〕【造血細胞】 赤血球・白血球・血小板に分化する能力を持つ細胞の総称。骨髄や臍帯血の中にある。造血幹細胞、造血前駆細胞、および最終的に成熟した血球になる前の段階にある種々の細胞が含まれる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「造血細胞」の意味・わかりやすい解説 造血細胞ぞうけつさいぼうhematopoietic cell 赤血球,白血球,単球,血小板,リンパ球など,血液中の細胞成分をつくる細胞。多能幹細胞からそれぞれの細胞系の幹細胞が派生し,赤芽球,骨髄芽球,巨核芽球,リンパ芽球に分れる。骨髄芽球は前骨髄球を経て3種の骨髄球,すなわち好中性,好酸性,好塩基性の骨髄球に分れ,それぞれの白血球になっていく。単球の幹細胞は骨髄芽球のそれと同一であるらしい。単球は大食細胞の前駆体でもある。巨核球の細胞質の一部が分離したものが血小板である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by