逸年号(読み)イツネンゴウ

デジタル大辞泉 「逸年号」の意味・読み・例文・類語

いつ‐ねんごう〔‐ネンガウ〕【逸年号】

本来は実在した公年号で、正史に逸せられた年号。「白鳳」「朱雀」など。異年号

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精選版 日本国語大辞典 「逸年号」の意味・読み・例文・類語

いつ‐ねんごう‥ネンガウ【逸年号】

  1. 〘 名詞 〙 正史に逸した年号。「白鳳」「朱雀」の類。逸号。いねんごう。

逸年号の補助注記

神皇正統記‐中・第四二代」に左の記述がある。「大宝と云。これよりさきに、孝徳御代に大化・白雉天智の御時白鳳、天武の御代に朱雀・朱鳥なんど云号ありしかど、大宝より後にぞたえぬことにはなりぬる。よりて大宝を年号の始とする也」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「逸年号」の意味・わかりやすい解説

逸年号
いつねんごう

実在した公年号であるが正史にみえないもの。金石文年代記、社寺縁起などに記されている。法興(ほうこう)、白鳳(はくほう)、朱鳥(しゅちょう)の類。

[編集部]

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