知恵蔵mini 「遅延型フードアレルギー」の解説 遅延型フードアレルギー アレルギーの原因となる食物を摂取後、数時間から数日後に症状が現れる食物アレルギー。特定の食物が過剰摂取となって腸管に詰まり、アレルギー反応を引き起こす。食物を摂取後、数秒から1時間以内で症状が現れる即時型フードアレルギーのように命に関わるような重篤な症状が現れることはまれだが、頭痛やうつなどの精神神経症状、慢性疲労や便秘・下痢などの腹部症状、湿疹やアトピー性皮膚炎といった皮膚症状など、多様な症状が出現する。原因となる食物の特定がしにくいのが特徴で、原因がはっきりしない様々な健康障害への関与が指摘されている。原因となる食物を特定する血液検査は米国で先行しており、日本でも検査を受けられる医療機関が増えつつある。 (2013-9-25) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by