遅延型フードアレルギー(読み)ちえんがたふーどあれるぎー(その他表記)Delayed-Type Food Allergy

知恵蔵mini 「遅延型フードアレルギー」の解説

遅延型フードアレルギー

アレルギーの原因となる食物を摂取後、数時間から数日後に症状が現れる食物アレルギー特定の食物が過剰摂取となって腸管に詰まり、アレルギー反応を引き起こす。食物を摂取後、数秒から1時間以内で症状が現れる即時型フードアレルギーのように命に関わるような重篤な症状が現れることはまれだが、頭痛うつなどの精神神経症状、慢性疲労便秘下痢などの腹部症状、湿疹アトピー性皮膚炎といった皮膚症状など、多様な症状が出現する。原因となる食物の特定がしにくいのが特徴で、原因がはっきりしない様々な健康障害への関与が指摘されている。原因となる食物を特定する血液検査米国で先行しており、日本でも検査を受けられる医療機関が増えつつある。

(2013-9-25)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む