遊印(読み)ユウイン

デジタル大辞泉 「遊印」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐いん〔イウ‐〕【遊印】

遊戯の印の意》自分の名や号を用いずに、好み語句などを彫った印。文人が自分の書画などのサイン代わりに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「遊印」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐いんイウ‥【遊印】

  1. 〘 名詞 〙 ( 遊戯の印の意 ) 自分の名や号を用いないで、筆者の好む詩句成語などを彫った印。文人の落款(らっかん)などに用いる。
    1. [初出の実例]「関防印、封緘印、受取印、引合印の如く用途の一定したもので無いのだから、遊印(イウイン)といふ名称が命(つ)けられてあるのだ」(出典:閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉遊印)

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