遊観(読み)ユウカン

デジタル大辞泉 「遊観」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐かん〔イウクワン〕【遊観】

[名](スル)歩き回って見物すること。遊覧
「館前の海湾を―す」〈柳北・航西日乗〉

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精選版 日本国語大辞典 「遊観」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐かんイウクヮン【遊観・游観】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 遊び楽しんで見ること。歩き回って見物すること。遊覧。
    1. [初出の実例]「縁有りて宮より出で遊観に幸行(いでま)す」(出典日本霊異記(810‐824)上)
    2. 「秦は天下を游観さうとするぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝注‐昭公四年〕
  3. 遊ぶために本館から離れた所に建てられた館。別館。〔揚雄‐羽猟賦序〕

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普及版 字通 「遊観」の読み・字形・画数・意味

【遊観】ゆうかん(いうくわん)

ものみ。遊覧。〔韓非子、存韓〕秦王、飮をも甘しとせず、をも樂しとせず。は專ら趙を圖(はか)るに在り。

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