精選版 日本国語大辞典 「運否天賦」の意味・読み・例文・類語 うんぷ‐てんぷ【運否天賦】 〘 名詞 〙 運のよしあしは、天のしからしめるところであるということ。運を天に任せること。[初出の実例]「そこがうんぷてんぷ此のつなが互ひの御縁結び」(出典:歌舞伎・傾城天の羽衣(1753)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「運否天賦」の解説 運否天賦 好運に恵まれるか、悲運に泣くかは、天のしからしめるところであるということ。運を天に任せること。 [使用例] それが図にあたって、それだけの事であんな一代分限になり上ったのだ。人ってものは運否天賦で何が……[有島武郎*星座|1922] [使用例] それでつまり、僕は、こりゃ麻雀クラブを始めれば繁昌疑いなしと思ったんです。何しろ碁や将棋と違ってむずかしくもなく、その上運否天賦ですからね[尾崎一雄*芳兵衛物語|1949~50] [解説] 「運否」は、好運と悲運のこと。「うんぷ」は「実じっ否ぷ」などとともに中世における読み方。「天賦」は「天から分け与えられたもの」という意味で、「うんぷ」の音に応じた表現。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報