遏雲(読み)あつうん

精選版 日本国語大辞典 「遏雲」の意味・読み・例文・類語

あつ‐うん【遏雲】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「遏」は、止めるの意 ) 飛ぶ雲を止めるほどのすばらしい歌声。
    1. [初出の実例]「歌山縹眇、其奈遏雲之唇」(出典本朝文粋(1060頃)三・弁山水〈大江澄明〉)
    2. [その他の文献]〔沈郎‐霓裳羽衣曲賦〕

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普及版 字通 「遏雲」の読み・字形・画数・意味

【遏雲】あつうん

流れる雲もとどまるほどの妙曲。〔列子、湯問〕秦止(とど)めず。郊衢に餞(はなむけ)し、を撫して悲歌す。聲は林木に振ひ、行雲を遏(とど)む。

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