道火(読み)ミチビ

デジタル大辞泉 「道火」の意味・読み・例文・類語

みち‐び【道火】

火薬を爆発させるための導火線火縄。くちび。

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精選版 日本国語大辞典 「道火」の意味・読み・例文・類語

みち‐び【道火】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 火薬の導火線。火縄。道火縄
    1. [初出の実例]「其船の火薬庫に導火(ミチビ)を点けて置たから」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉欧羅巴各国に行く)
  3. ある事柄の起こるきっかけ。いとぐち。
    1. [初出の実例]「お葉は漫然(うっかり)言ったが、端無くも其が双親の上を聯想する導火(ミチビ)となって」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉七)

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