日本歴史地名大系 「道越古墳」の解説 道越古墳みちごしこふん 佐賀県:藤津郡太良町田古里村道越古墳[現在地名]太良町大字大浦字道越標高一三六メートルの日の辻(ひのつじ)山丘の東南麓、標高三〇メートル余りの雑木林の中に所在する。半島の東南端に位置していて、南二〇〇メートルで現在陸繋島となっている竹崎(たけざき)島に達する。古墳時代後期、六世紀前半頃のものであろうと推定される。早くから開口している盗掘墳であるが、調査はまだ実施されていない。自然の山丘を利用して築成されている円墳であるが、墳丘は相当に流出して天井石が露出している。内部主体は単室の横穴式石室であって、玄室の奥行四・八メートル、幅は二・六五―三・〇メートルで玄門のほうへ向かってわずかばかり広くなっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by