達磨返し(読み)ダルマガエシ

デジタル大辞泉 「達磨返し」の意味・読み・例文・類語

だるま‐がえし〔‐がへし〕【達磨返し】

女性髪形の一。髪の先をひねってびん裏側に入れかんざしで止めたもの。江戸末期から明治にかけ、下町伝法肌でんぽうはだ年増が多く結った。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「達磨返し」の意味・読み・例文・類語

だるま‐がえし‥がへし【達磨返】

  1. 〘 名詞 〙 女の髪の結い方の一つ。髪をねじって頭上に留めたもの。側面から見て達磨の形に似るところからいう。文化・文政(一八〇四‐三〇)以降、江戸で裏店(うらだな)の人たちの間に行なわれた。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕
    1. 達磨返〈吾妻余波〉
      達磨返〈吾妻余波〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android