精選版 日本国語大辞典 「違目」の意味・読み・例文・類語
たがい‐め たがひ‥【違目】
〘名〙
① 意に反すること。不本意な事態。望ましい状態にならないこと。
※東大寺文書‐弘安二年(1279)八月日・沙彌迎蓮〈伴頼広〉重陳状案「被レ召二決両方一之刻、云二訴陳違目一、云二問答道理一、為二顕然一之間」
※享和本新撰字鏡(898‐901頃)「低視 邪見 逆見也 太加比目 又不志目」
ちがい‐め ちがひ‥【違目】
〘名〙
① 違ったところ。矛盾している点。食い違い。
② 筋かいに組んだところ。
③ 契約や規範などに違反すること。また、問題が生ずること。
※斎藤文書‐正慶元年(1332)一二月二五日・おかもとのあこ請文「もしこのちに、ちかいめ候はは、うけ人のさたとして、あたい六十貫文を一はいにてさたしまいらすへく候」
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