遠山五郎(読み)トオヤマ ゴロウ

20世紀日本人名事典 「遠山五郎」の解説

遠山 五郎
トオヤマ ゴロウ

明治〜昭和期の洋画家



生年
明治21(1888)年1月15日

没年
昭和3(1928)年2月27日

出生地
福岡県京都郡豊津村

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科〔大正3年〕卒

経歴
明治44年文展に「早稲田」で初入選。大正3年渡米し、6年ミシガン州グランドラピット家具装飾製造工場東洋美術部で意匠を担当。8年ナショナル・アカデミーで学び、9年渡欧、アカデミー・ジュリアン、アカデミー・コラロッシに学びピエール・ゲラン師事。11年帰国、同年帝展に「読書」で特選となる。同年国民美術協会、光風会会員。新宿中村屋において他の画家と交友し、セザンヌ研究を根底とする画面構成、色彩技法で当時の日本洋画界に新風を吹きこんだ。帝展には15年まで、光風展には16年まで出品を続けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遠山五郎」の解説

遠山五郎 とおやま-ごろう

1888-1928 大正-昭和時代前期の洋画家。
明治21年1月15日生まれ。大正3年渡米,ニューヨークでまなぶ。9年パリにうつり,ピエール=ゲランに師事。11年帰国,同年帝展で「読書」が特選となる。以後帝展,光風会展に出品。セザンヌの影響をうけた。昭和3年2月27日死去。41歳。福岡県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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