遠山灰(読み)トオヤマバイ

デジタル大辞泉 「遠山灰」の意味・読み・例文・類語

とおやま‐ばい〔とほやまばひ〕【遠山灰】

茶の湯で、風炉五徳向こうに山の形に盛った灰。一つ山・二つ山・向山むこうやまの3種がある。

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精選版 日本国語大辞典 「遠山灰」の意味・読み・例文・類語

とおやま‐ばいとほやまばひ【遠山灰】

  1. 〘 名詞 〙 茶道で、火を入れて釜をかけておく風炉(ふろ)の五徳の向こう側に、灰を遠山の形に、二つ三つあるいは五つ盛ったもの。豊臣秀吉摂津兵庫県有馬温泉に入湯した際、湯の山の様子を賞美して、千利休に風炉の灰に写させたのに始まると伝えられている。とおやま

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