遠洋性粘土(読み)えんようせいねんど

最新 地学事典 「遠洋性粘土」の解説

えんようせいねんど
遠洋性粘土

pelagic clay

遠洋性堆積物のうち,粘土鉱物以外の構成要素がいずれも5%未満のもの。海域における炭酸カルシウム補償深度よりも深い水深約4,500m以上の深海底に,各種海底堆積物のうち最も広く分布し,太平洋の深海面積の40%,全海洋の深海面積の38%を占める。大陸から風成塵として運搬される造岩鉱物粘土鉱物が主体。プランクトン遺骸は,深海底に沈降する間あるいは深海底に堆積後に溶解するため,化石に乏しい。自生鉱物であるゼオライトマンガンマイクロノジュールイクチオリスを多量に含むものもある。宇宙塵も比較的多く含む。堆積速度は極めて小さく,1,000年に1mm程度ないしそれ以下。しばしば暗褐色~暗赤褐色を呈し,褐色粘土または赤(色)粘土とも呼ばれる。

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参照項目:赤粘土
参照項目:イクチオリス
参照項目:遠洋性堆積物

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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