遠田新村(読み)とおだしんむら

日本歴史地名大系 「遠田新村」の解説

遠田新村
とおだしんむら

[現在地名]一宮町新村しんむら

遠田村北東尾崎おさき村の南東にあり、東山寺とうさんじ山系山裾が東から西に傾く斜面上に開ける。西浦にしうら東浦を結ぶ古道うわ道がほぼ南北に山裾を通る。寛永一三年(一六三六)遠田村の小県九兵衛は郡代より新村の開発を命じられ、同村清左衛門と池之内いけのうち(現津名町)の承円と図り遠田村内の荒野開墾、延宝元年(一六七三)検地を受けたとされる(「味地草」・小県家文書)。新開高は慶安四年(一六五一)には分米一石余、万治二年(一六五九)には一六石余、寛文一一年(一六七一)には七石余で、いずれも遠田本村に含まれていた(各年「新開検地帳」浜岡氏所蔵文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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